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なぜ若者は3万円もするイヤホンを使うのか?
2016/03/27
最近、まちなかで「b」マークの入ったヘッドホンをつけた若者の姿をよく見かけないだろうか。beats のヘッドホン、イヤホンは1万~4万円と高価なモデルが多いにもかかわらず、
10代~20代の若者を中心に人気を集めている。理由はファッション性の高さにあるとされてきたが、ここ数年で音質も改善されたと評価する声もあがっている。
もともとbeats by Dr. DREとして有名なラッパーDr. DREらによって設立されたのだが、2015年、Appleが買収したことも人気に拍車をかけたと見られる。

高価なイヤホンを身につける若者が増えた背景には、スマ-トフォンの普及がある。音楽をインターネットでダウンロードしてスマホで聴くことが一般化したことで、
イヤホンを利用する機会が格段に増えたのだ。スマホを買えばイヤホンが付いてくるものの、これでは不満という人が増えてもおかしくないだろう。
秋葉原などにあるイヤホン・ヘッドホン専門店では、連日3万円以上もするイヤホンを聴き比べする若者の姿が見られる。

最近はスマホを含めた音楽プレイヤーも、イヤホンは音質がよくなっている。高音質オーディオ「ハイレゾ・オーディオ」に対応し、
原音に近い音を聴くことができる世界最小サイズのワイヤレススピーカーを4月に発売することでも話題となった。
ソ ニーとパナソ ニックが最初に導入した「ノイズキャンセリング」も珍しくなくなりつつある。

最近のイヤホン、ヘッドホンはファッション性も高くなっている。ソ ニーが発表した「「耳の穴をふさがないイヤホン」に限らず、音質+αのこだわりを持つ人のニーズに応える商品が増えている。
beats の製品もファッションアイテムとして注目された側面も否定できないだろう。

若者は物欲がないといわれるが、好きなものやこだわりのアイテムにはお金をかける傾向は失われていない。電 通総研の電 通若者研究部の「好きなものまるわかり調査」でも、
無料や安価でまかなえるものは低コストで割り切る一方、価値があると判断したものにはお金をかけていることがデータとして出ている。
https://news.google.co.jp/
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