http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/071200054/122100003/?P=3
(中略)
それではAirPodsは、他のイヤホンと比べて、どの程度の実力なのだろうか。筆者が所有している有線タイプのイヤホン
と聴き比べてみた。なおiPhone 7と有線イヤホンとの接続は、iPhone 7付属の変換アダプター
「Lightning to 3.5mm Headphone Jack Adapter」を利用している。
さまざまなイヤホンと聴き比べていくと、安価なモデルと比べてみてもAirPodsのサウンドには足りない箇所があるのが分かった。
例えば、SkullCanyd「INK'D」(約2000円)ほどの低音再現性はないし、MUIXの「IX3000」(約4000円)と比べても、
エレキギターの音のキレや、高域のシンバルの金属音の情報量で負ける。
より高価な製品であるソフトバンクセレクション「SE-5000HR」(約8000円)、SHUREの「SE215」(約1万円)は、
AirPodsの弱点だったドラムの音や演奏の情報量までも巧みに鳴らす。
こうした有線イヤホンと比べても、AirPodsの音質はやはり付属イヤホン
のEarPods(イヤホンのみの価格は3200円)相当と呼ぶのが妥当だろう。
どう評価すべき?
AirPodsの問題点は、構造的に、耳穴を密閉する一般的なカナル型イヤホンよりも音漏れしやすいこと。
混み合う場所で大音量で聞くと、他人にも聞こえる可能性があるし、カナル型に比べて遮音性が低いため、
電車の中などでは外の音も聞こえやすい。ただ、自宅・室内などで使うならば問題になりにくく、紛失の心配も少ない。
一方、AirPodsの心地よい厚みのある音質は、意外にも、似通った音質を持つイヤホンは少ない。
また「歌声やメロディがハッキリと聞き取れる」「きつい音や嫌な音が聞こえない」という面でよくできている。
筆者の評価は別にして、音質は好みの要素が大きいこともあり、
1万円クラスの有線イヤホンと比べても「AirPodsのほうがいい」と思う人もいるはずだ。
ワイヤレスのため音質が損なわれがちな同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べると、さらに有利だろう
。
一般的に、iPhoneの付属イヤホン(EarPods)に「高音質」を求める人は少ない。だが付属イヤホンも、価格の割には音質面で非常に良くできたイヤホンだった。それが完全ワイヤレスになって装着感や機能性が大きく高まったと考えると、音質を評価した後でも「1万6800円という価格は、かなりお買い得なのでは」と評価している。
(中略)
それではAirPodsは、他のイヤホンと比べて、どの程度の実力なのだろうか。筆者が所有している有線タイプのイヤホン
と聴き比べてみた。なおiPhone 7と有線イヤホンとの接続は、iPhone 7付属の変換アダプター
「Lightning to 3.5mm Headphone Jack Adapter」を利用している。
さまざまなイヤホンと聴き比べていくと、安価なモデルと比べてみてもAirPodsのサウンドには足りない箇所があるのが分かった。
例えば、SkullCanyd「INK'D」(約2000円)ほどの低音再現性はないし、MUIXの「IX3000」(約4000円)と比べても、
エレキギターの音のキレや、高域のシンバルの金属音の情報量で負ける。
より高価な製品であるソフトバンクセレクション「SE-5000HR」(約8000円)、SHUREの「SE215」(約1万円)は、
AirPodsの弱点だったドラムの音や演奏の情報量までも巧みに鳴らす。
こうした有線イヤホンと比べても、AirPodsの音質はやはり付属イヤホン
のEarPods(イヤホンのみの価格は3200円)相当と呼ぶのが妥当だろう。
どう評価すべき?
AirPodsの問題点は、構造的に、耳穴を密閉する一般的なカナル型イヤホンよりも音漏れしやすいこと。
混み合う場所で大音量で聞くと、他人にも聞こえる可能性があるし、カナル型に比べて遮音性が低いため、
電車の中などでは外の音も聞こえやすい。ただ、自宅・室内などで使うならば問題になりにくく、紛失の心配も少ない。
一方、AirPodsの心地よい厚みのある音質は、意外にも、似通った音質を持つイヤホンは少ない。
また「歌声やメロディがハッキリと聞き取れる」「きつい音や嫌な音が聞こえない」という面でよくできている。
筆者の評価は別にして、音質は好みの要素が大きいこともあり、
1万円クラスの有線イヤホンと比べても「AirPodsのほうがいい」と思う人もいるはずだ。
ワイヤレスのため音質が損なわれがちな同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べると、さらに有利だろう
。
一般的に、iPhoneの付属イヤホン(EarPods)に「高音質」を求める人は少ない。だが付属イヤホンも、価格の割には音質面で非常に良くできたイヤホンだった。それが完全ワイヤレスになって装着感や機能性が大きく高まったと考えると、音質を評価した後でも「1万6800円という価格は、かなりお買い得なのでは」と評価している。
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