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音好きのみなさん

バイノーラル録音ってご存知ですか?

人間の鼓膜に届く音をステレオで録音しヘッドホンやイヤホンで再生すると、あたかもその場に居合わせているかのような臨場感を再現できる録音方式です。

本気でやると機材に100万円以上かかるこのバイノーラル録音を自作のマイクで再現してみました。 




バイノーラル録音とはなんなのか。



簡単に言うと、人間の鼓膜に届く音をそのまま録音する方式。
耳の形や人間の頭部の形状等も再現するためヘッドホンやイヤホンで聞くとあら不思議、目を瞑ればそこに録音した場所の風景が広がってくるわけです。





詳しく知りたい方はWikiをごらんください。



バイノーラル録音とは Wiki




通常バイノーラル録音をするにはダミーヘッドマイクと呼ばれる人間の頭の形をした模型を使用します。

ku100


この模型の耳の部分にマイクが仕込んであるという寸法です。




しかし機材が高い!
本気でやると100万円以上かかってしまうとかなんとか。

しかし今回は自作のマイクで、しかも格安で再現してみようと思います。




最近情熱大陸でサカナクションの山口一郎がバイノーラル録音を使いファッションショーのサウンドを作っていましたね。
一部の業界でも今このバイノーラル録音が注目されているようです。

 

冒頭の足音や声、途中で入ってくる虫の鳴き声はバイノーラル録音で録音されています。
 

今回はPEPESOさんのサイトを参考させていただきマイクを自作致しました。

【素人解説】WM-61Aを使ったバイノーラルマイク自作が、あんな音まで録音しちゃうぅぅ。
 

コンデンサーマイクは左右合わせて100円。
イヤホンは家に余っていたものを使用しました。 
(イヤホンの型番は忘れましたがおそらく2000円前後のやつです) 

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黒いまるいものが取り付けたコンデンサーです。
かなり汚い仕上がりになりましたが使用になんら問題はありませんww




ダミーヘッドマイクは目立ちすぎるという難点がありますが、このマイクなら自分の耳にはめて音楽を聴いている振りをしながらどこでも録音できてしまいます。



しかしこのマイク、レコーダーがプラグインパワーに対応してないと録れないので要注意です。
プラグインパワーとは簡単にいうとファンタム電源のこと。
マイクに対して外部から電源を供給する方式です



今回はプラグインパワーに対応してるZOOMのH1を使用しました。 

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ポケットに入るサイズなのでこれから始めようと思う方にはおすすめです。

 
さて、肝心の音はというと



バイノーラル録音、某私鉄駅にて.mp3



いかがでしょう?
個人的にはとても綺麗に録れてると思います。


駅で切符を買い改札をくぐりホームまで移動する間を録ってみましたが、かなりリアリティがでていると思いませんか?


50円のコンデンサーマイクがこんなにクリアな音で録れる事にもびっくりです。

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Cubaseで編集しましたが見てください、高音から低音まで綺麗に録音できております。 


本当に録れるかどうか心配でしたがこれなら様々な場面で利用できそうです。


半田ゴテとイヤホンとコンデンサーマイク(100円)があれば比較的簡単に作れてしまうのでいかがでしょうか。 


興味のある方は是非作ってみてください!