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1: 2015/09/30(水) 08:53:21.95 *.net
スマートフォンが報道の常識を覆そうとしている。
スイスのローカルニュースTV局レマン・ブルー(Leman Bleu)は
この夏、全ての撮影・録音機材を「iPhone(アイフォーン)6」に切り替えた。
同局のキャスターは「iPhone6」をスマートフォンなどで
自分の写真を撮るための「自撮り棒」に取り付け、ニュースを伝えている。
スイスの仏語紙ルタンなどが伝えた。

レマン・ブルーのディレクター、ローレント・ケラー氏によると、
この措置はコスト削減に加え、身軽さと視聴者への反応の速さを追求する試みの一環。
通信大手スイスコムと提携し、報道に必要な環境と技術をそろえた。
今年6月には、英金融大手HSBCホールディングスが
スイスを拠点に脱税ほう助を行っていた問題をめぐるスイス連邦検察庁の記者会見を、
「iPhone6」から自社のツイッター・アカウントを通じて生中継。
これは英紙ガーディアンにも取り上げられるなど好評を博した。
ケラー氏は「報道の常識を乗り越えたい」と、新技術の取り入れに積極的な姿勢を示している。

近年、スマートフォンとソーシャル・メディアの普及により、
報道各社は速報性の維持や視聴者獲得に苦労している。
一方、画質の向上に加え、戦場や従来機材の持ち込みが難しい地域での機動性など、
スマートフォンが報道で示す役割を評価する向きもある。
米CNNは、視聴者が携帯電話で撮影した映像や写真を元に報道するチャンネルiNewsを開始。
2013年には、米ローカル紙シカゴ・サンタイムズが専属カメラマンを解雇し
機材を「iPhone」に切り替えるなど、試行錯誤が繰り返されている。
http://nna.jp/free_eu/news/20150930chf004A.html

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