1: 2017/02/01(水) 09:10:19.36 _USER9
音楽にさまざまな権利があることは広く知られているが、多くの人にとってなじみ深いのは、作詞や作曲の印税など音楽の創作者が持つ権利だろう。
しかし、この大本には音楽出版権という、もうひとつの権利もある。

この音楽出版権に関して気になる噂を耳にした。
詳しい話を関係者にうかがった。
まずは、そもそも音楽出版権とは何なのか。

「音楽出版権は著作権ともいえますが、楽曲の宣伝や管理を行うことができる権利です。
宣伝とは文字通りプロモーション活動を指し、管理というのは平たくいえば、楽曲の使用料をテレビ局などから受け取り、作曲家や作詞家に払う行為などを指します。
そもそもは楽曲の創作者に付与される権利ですが、作曲家や作詞家が自分で楽曲をテレビ局に売り込んだり、使用料を徴収したりすることは難しいため、音楽出版社にその権利を譲渡してお任せするのが、業界の慣例になっています」(音楽業界関係者)

少々ややこしいが、レコード会社と音楽出版社は異なるので間違えないでおきたい。
一般にレコード会社はレコードやCDを制作できる原盤権を持っているのみで、それ以外の権利を有していない。

(中略)

レコード会社や芸能事務所関連の音楽出版社への譲渡はまだ理解できるが、無関係の音楽出版社とはどういうことなのか。

「芸能界にはたくさん存在するドンや重鎮と呼ばれる人物への献金のような意味合いで、自社アーティストの音楽出版権を先方が経営する音楽出版社に譲渡することもあるんです。
歌手や楽曲の人気度で金額は変わりますが、場合によっては、その権利を手に入れるだけで毎年数千万円のお金がコンスタントに手に入るわけです。
その代わりに、権利をもらった側は譲渡してくれたアーティストや事務所に、特別な計らいをするわけです」(同)

その特別な計らいとはたとえばどのようなものか。

「スキャンダルが出た際の対応をお願いしたり、何かしらの音楽賞を受賞させてもらったりするというパターンが多いですね。
また関連する新人歌手をプッシュしたいときにも頼れます。
直接お金を払えばいろいろと問題になることもありますが、音楽出版権を譲渡するだけならば、まず表面化しません。
そのため、誰もが聞いたことのある超メジャーなアーティストであっても、楽曲の一部もしくは大半をあらゆる方面に譲渡されているといわれています」(同)

まるで上納金のような仕組みだ。
見方によってはきな臭い話ではあるが、これが真実だというから驚きだ。
悪しき慣習だと思わざるを得ないが、これが撤廃される日が来ることはあるのだろうか?

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