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1: 2016/02/09(火) 22:38:14.96 ●.net BE:941924814-2BP(1000)
記事の始まりから早速言うのもなんだが、アレだよ。真っ先に宣言しておきたいことがある。
それは「言い出したらキリがない」ということ。

ファンク系の16分音符のフレーズ、スラップ、ロータリー奏法、タッピング等など、ベースにおいても習得が難しい奏法は山ほどある。
そういった一部の事例を抜き出して「ホラ、全然簡単じゃないじゃん」というのはやめようよ、ということである。

そんなこと言ったらギターのスウィープ奏法、ドラムのモーラー奏法、ボーカルのミックスボイスとか他のパートだって色々あるのだ。
それらのどれが一番難しいかで言い争うのは非常に不毛だよ。
私が話したいのはもっとベーシックでコモンで一般的でオーディナリーな状況のことなんだよ。
ジャズとかファンクとか一部のメタル系とか、その他諸々テクニックが求められるジャンルじゃなくて、
もっと一般的なバンド編成というか、ボーカルがいてギタードラムベース、あとキーボードくらいがいる、よくある普通のバンドの話だよ。
テクニックが必要なジャンルは沢山あるけども、世の中にあるバンドの比率でいうと”普通”のジャンルのバンドの方が圧倒的にマジョリティだと思うんだ。

あとアレだ、ルート弾きだって極めると色々難しくなってくるけども、それも他のパートだって同じ事なんだよ。

初心者が楽器を始めてから曲が形になるまで一番はやい。

簡単か簡単じゃないかってのは個人差があるし、簡単だったかどうかだなんてもはや個人の感想といっても過言でない。
だが一つの指針として、初心者が楽器を始めてどの程度である程度形になるか、というもので難しさを測ることができる。

因みに余談だが、世界で一番難しい楽器はホルンらしい。ギネスブックにも載っている。
あのクルクルしたのを伸ばすと4メートルになるから難しいとか、マウスピース(口でくわえて音を出す部分)が小さいので難しいとかの理由があるらしいが、
とにかく最初は音をだすことすらままならないらしい。

それに対してエレキベース。弦をはじいたら音がでる。比喩じゃなくマジで多分サルでもわかるシンプルさ。
さらに言うとフレット。
コレのおかげでベースを初めて触ったような人でも、弦さえ押さえることができれば確実に正しい音程を出すことができる。
エレキベースの元になった楽器、コントラバス(ウッドベース)にはフレットなんていうそんな便利なものは存在せず、
毎回毎回音を出すたびに自分の耳で音程があっているか確認しながら演奏する必要があるのだ。
エレキベースなんてアレだよ、自分の音が聞こえなくともチューニングさえあってりゃピッチがずれるなんてことはおこらないからな。
薄々感ずいてきているかもしれないが、大抵の楽器は始めたその場ではマトモな音すら出すことがままならないものなのである。
確かにピアノやドラムなんかも叩けば音になるが、そんなもんへ理屈だよ。

あとアレだ、普通のバンドで実際の曲で使う基本的な奏法、それらの中ではベースが圧倒的にラク。
ギターは最低限コードを弾くためには2本弦を押さえないといけないし、キーボードもギターと一緒で実際の曲中で
単音だけ弾くなんてことはめったになく、とりあえず普通の曲を弾くためには最低限コードを鳴らす必要がある。
あとドラムはエイトビートを叩くためには手と足がバラバラに動かす必要があるし、ボーカルはどうかって、
バンド経験がある人ならわかると思うが、カラオケと生演奏とでは全然勝手が違って初めてボーカルやります!
ってひとはたいていの場合マトモに歌えずに黒歴史を刻むことになるんだよ。
さらにいうとギターボーカルとかマジで大変よ?ただでさえ”ギターを弾く”という行為と”歌う”という行為を
同時にこなさないといけないのに、たまーにエフェクターを踏むという3つ目の行為が現れるからな。しかもそういうのって大体一番忙しいサビ前だったりするし。

かたやエレキベース。
取りあえず最低限必要なのはエイトビートルート弾き。弦を一本押さえて一小節に8回音を鳴らす。次の小節に移ったら別のフレットを押さえて8回音をだす。これだけ。
「これなら楽器経験のないワタシでも出来るかもぉ!↑」と思ったアナタ。多分余裕でできます。それがベースという楽器です。
http://basement-times.com/post-14554/

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